2018年03月05日

第二回連続講演会 報告

こんにちは、奥井(文2)です。

1月24日水曜日、神戸大学ボランティア支援室との共催で第2回連続講演会を行いました!

どうぶつ福祉ネットワークの代表である児玉小枝様をお招きし、動物の殺処分の現状やどうすれば数を減らせるのか、なくせるのか?といったお話をして頂きました。

「殺処分をなくす」というと自分一人の力でなんとか出来るものなのか?と思われるかもしれませんが、飼い始めたら最後まで責任を持って飼い続けること、避妊・去勢手術を行うことなど、いわば"飼い主として当たり前"の行動、心構えを一人一人が持つことが殺処分をなくすための一番の近道なのだと実感させられる講演でした。

上記のようない殺処分を未然に防ぐ活動だけではなく、捨てられた子猫をある程度まで育て、そこから里親に引き取ってもらうミルクボランティアや保護施設から犬・猫を引き取る、といったような画期的な取り組みについても知ることができました。

また、講演の後には写真のようにいくつかのグループに分かれ感想を言い合うディスカッションも行いました。講演を聞くだけではなく自分の考えを発信し、他の人の考えも知ることでより内容を深められるものになったのではないかなと思います。

日本の動物たちが置かれている現状を知った一人一人が、捨てられる命を減らし、捨てられた命を救う一歩を踏み出すきっかけになれば。児玉さんの熱い思いが伝わってくる、素晴らしい講演でした。
posted by 神戸大学学生震災救援隊 at 16:50| Comment(0) | 学習企画局(ファースト) | 更新情報をチェックする

2018年03月02日

第13回図上訓練 参加報告(ビジター)

 こんにちは、岩谷(理1)です。今回は先日、静岡にて行われました「静岡県内外の災害ボランティアによる救援活動のための図上訓練」、通称図上訓練の参加報告をさせていただきます。
 図上訓練の参加にはプレイヤーとビジターとがあるのですが、今回私はビジターとして行ってまいりました。ビジターは見学専門の参加者です。プレイヤーが行う訓練を見学したり、そのほかにもボランティアをテーマにした講演会などに参加させていただいたりしました。
 講演会のテーマは「ボランティア×士業」「ボランティア×行政」「ボランティア×NPO」の三つでした。専門職を活かした支援のかたちや、行政と一緒に協力した形でネットワークを作ろうという試みの話、見落としていた視点からの支援の事例などの話を含め、いろいろなボランティアとしてのかたちを学ばせていただきました。
 またビジター同士でも交流の機会も設けられており、ボランティア団体の方などとお話しさせていただきました。いつも行っているボランティアとは違う視点で動いていらっしゃる方が多数おられ、様々な立場の方々から災害ボランティアとしての考えや経験なども学ばせていただきました。例えば、御前崎市の方からは海が近いから津波をメインに考えているが、山地もあるので土砂災害も考えなくてはならないという話や、とある建設業の方はどういう建物が津波や地震の揺れに強いのか、それを学ぶために来たけれど考えが新しくなったという話も伺いました。
 また、発災時に各地の被害や支援の状況などの情報を共有する会議、情報共有会議のロールプレイも見学させていただきました。発災直後は道路の寸断やネットワークの崩壊などから情報が錯綜することが予想されており、どれだけの支援がどこに必要か、という情報がボランティアに届きづらくなることが考えられます。それを防ぐため、県をいくつかの地域に分割して、その地域の情報を集めるチームとして普段から市町支援チームというものが置かれています。発災時はチームが現地に出向き、上がってきた情報を会議で共有しようというものが情報共有会議になります。SNSやネット頼りでない、正確な情報の共有に対する、大切な会議であると感じました。
 今回の図上訓練への参加で私が学んだのは、様々な支援の形があるということ、そして普段の生活から考えられる支援というものが数多くあるのだということです。
普段わたしたちが行っている活動は地域のコミュニティの支援が主になります。しかし被災地での避難者ではなく、遠方に避難した方々が地域コミュニティに参加できるようお茶会を開いたり、バイクで緊急時に駆け付けられるレスキューネットワークを作っていたりと、自分では考えつかなかったようなボランティアとしての形が様々あり、新しい視点を多く学びました。
さらに、避難所の中でも高齢者の方や、学校に行けなくなった学生などを考えることはあっても、乳幼児やアレルギーをもつ方々への支援というものは考えたことがあまりなかったので衝撃的でした。考えてみれば、ミルクやおむつなどを支援物資として送ることはあっても、ミルクを作るための水や哺乳瓶などは盲点でした。しかしこれらは普段生活していて当然のように必要となるものであり、意識されることはほとんどないため実際被災地に送るものとしては思いつかないなと感じ、自分の盲点の多さというものを実感しました。また、他大学の学生とも交流させていただいたのですが、自発的な有志としての参加であったり、消防団に入っていたりと、意識の差というものを感じました。
 これらの学んだことを今後の救援隊としての活動に生かすため、普段の生活からできる支援はないかという視点を持って過ごしていきたいと思います。
posted by 神戸大学学生震災救援隊 at 20:46| Comment(0) | 救援隊 | 更新情報をチェックする

第13回図上訓練 参加報告(プレイヤー)

こんにちは、近藤(理1)です。2018年1月20日(土)・21日(日)に静岡県で行われた「第13回 静岡県内外の災害ボランティアによる救援活動のための図上訓練」(通称:図上訓練)に救援隊で参加しました。参加者は長谷川、江藤、春名、岩谷、近藤、冨士原の6人です。今回はその報告となります。

・図上訓練とは?
特定非営利法人静岡県ボランティア協会が主催する、①災害発生時の被災者の様子を理解し、困りごとに対しての解決策を想像すること、②災害ボランティア同士のつながりをつくり、支援体制をつくることを目的とする災害シミュレーションの訓練。

今回の図上訓練では、実際に訓練を行うプレイヤープログラムと、災害時の取り組みの紹介を受けることのできるビジタープログラムがあります。私はプレイヤープログラムの方に参加したので、主にそちらについて報告いたします。

1月20日(土)
 初日のテーマは避難所支援でした。本訓練の目的や被害想定を確認したのち、まずは実際の災害時の事例報告として、2016年に発生した熊本地震、2011年に発生した東日本大震災の際の避難所支援の様子を紹介していただきました。私自身は、福島の大規模避難所での「お茶会を通して被災者に与えられた役割が活力源になった」というお話が印象に残っています。
 さて、事例報告に続くのは、本題の避難者支援ワークとなります。静岡県のボランティアコーディネーターや、社会福祉協議会、他県のボランティア団体や市役所といった多種にわたる団体から6人が集まりグループとなります。各グループで、発災1か月後の避難所で発生する困りごとを分析し、それに対してどのような解決策を取ることができるのか、またどのような協力が必要なのか、知恵を出し合い、ワークシートにまとめました。私のグループでは、職業やこれまでの災害現場での経験による多様な困りごとが発見され、視野の広がる経験ができました。また、困りごとに対する解決策は、被災者の気持ちを勝手に推し量るよりも、被災者が取れる選択肢が多くなるよう意識する必要があると学びました。これは、支援者が考える支援が、本当に被災者が望むこととは異なる場合もあるからです。今回のワークの場合、「親族の家に疎開するように勧められている」という事情をもつ被災者の困りごとを考える場面がありました。このときに被災者が本当に疎開を望んでいるのかはわかりません。そこで疎開の手助けをするよりも、被災者自身がどうしたいかを選べる支援が求められるはずです。
 事例報告の後は、参加者の交流会がありました。他大学の学生災害ボランティアとの出会いもあり、私は静岡大学の上田さんとお話したのですが、その熱意がとても印象的でした。現在、大学で災害ボランティアの団体がないそうなのですが、上田さんは自分達の手で、ボランティア活動を行っているそうです。新しい活動することは力や熱意がなければできません。そうした上田さんたちの思いを見習っていきたいと思いました。

1月21日(日)
 初日の避難所支援に対して、2日目のテーマは自力避難者支援です。自力避難者とは、避難所での避難をせず、車や自宅など支援者の目の届きにくい場所で避難する方々です。初日と同様、実際の事例報告ののち、在宅支援についてのワークを行います。私はこれまで、災害支援といえば避難所での支援の印象が強かったのですが、事例報告を聞いて考えを改めました。実際、熊本地震の際は、自力避難者数が避難所での避難者数よりも圧倒的に多かったそうです。さらに避難者の様子が不鮮明であるために、支援が十分に行き渡っているのかわかりづらく、支援が難しいとのことでした。
 ワークは、昨日とは異なるグループで、設定された在宅避難者の困りごとへの解決策を考え、今後の課題、新たな連携を考えるというものです。ここでも、事例報告同様に、自力避難者への支援の難しさを実感しましたが、同時に大学生の果たせる役割が大きいことを感じました。自力避難者の支援にはどうしても人手が必要で、身動きのとりやすい大学生のマンパワーが期待されます。また、大学生にもさまざま得意分野があり、異文化理解や福祉、情報処理など個人の得意分野を生かした支援ができたら、最大限に活躍できるように思います。そのためには被災地でのニーズを知ること、現地の団体とのつながりを大切にしてうまくコーディネートしてもらうことが重要だと感じました。

私は2日に渡る図上訓練を通して、新たな視点や災害支援への一層の意欲を得ることができました。そして、役割の重要性を考える機会となりました。支援者は得意分野での支援が行える役割分担ができていれば効率的な支援を行えます。被災者は皆が苦しい状況の中でも、自分の役割を見いだすことができればそれが心の拠り所になるかもしれません。役割を意識することでより良い支援が行えるように思います。またこれは災害支援に限ったことではありません。普段から人と関わる際、相手の果たしたい役割と自分にあった役割を考えて行動していきたいと思いました。今回の経験を生かして、救援隊の活動をより良いものにしていきます。
posted by 神戸大学学生震災救援隊 at 20:40| Comment(0) | 救援隊 | 更新情報をチェックする