2019年10月15日

佐賀派遣1日目報告・感想

 こんにちは。文学部の一回生の山重です。
 
 10月5日から6日に行われました、佐賀県武雄市での派遣活動についての報告をさせて頂きます。

 佐賀県武雄市は、令和元年8月の前線に伴う大雨によって床上、床下の浸水の被害など、住宅の被害が多いため、現在もボランティア活動へのニーズが多くある地域です。

 今回の活動は神戸大学の学生8人で行いました。また、武雄市の民間の災害ボランティアセンターであるおもやいボランティアセンターのもとで活動を行いました。

 初日はおもやいボランティアセンターからの依頼を受け、床上まで浸水した個人の方のお宅で作業を行いました。作業の内容としては家の中に流入した土砂の撤去が主要な作業でした。一概に土砂の撤去と言っても、土砂をスコップですくって外に運ぶというような作業だけでなく、例えば床を剥いだ下にある土台の梁の部分に土がついたままだとカビが生えてしまうため、その土をブラシでこすって落とした後、消毒スプレーをかけるというような作業もありました。今回は前者の作業は既に終わっていたお宅だったので、後者の作業を行いました。

 作業をして思ったことは復興、復旧が一カ月を過ぎた今でもまだ個人の段階では終わっていないということです。床下は梁の部分がむき出しになっており、また壁には浸水した水が到達した部分が分かるほどくっきりと茶色い跡が残っており、そういった光景を見るとまだまだ終わった問題には出来ないと感じました。

 土砂の撤去の作業を終えた後は、おもやいボランティアセンターに戻り、配食サービスのお手伝いをしました。この配食サービスは復旧が終わっている家も対象で、スタッフの方によると、「家に戻れた後も精神的なストレスで夜ご飯が作れない方がいるから続けている。」とのことでした。あまり深く地元の方と話すことは出来なかったのですが、「家の外に置いてあった犬小屋がプカプカ浮いていたんよ。」というような実体験を語って頂けたお宅もありました。

 今回の派遣活動で、私は復旧の最前線で作業をしたいという自分の目標を達成できたように思います。実際に床下で作業を行った経験は今後の派遣活動でも大いに役立つと感じました。今後も可能な限り継続的に現地での活動を行っていきたいと考えています。

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2019年09月25日

2019年8月 真備町派遣2日目感想

こんにちは、海事科学部一回生の野口です。
8月の真備町派遣の二日目、僕たちは市場仮設住宅と真備総仮設住宅を訪れました。

市場仮設住宅では、たこ焼きを振る舞ったり、ハンドマッサージをしたりしながら、そこで暮らしている人たちから悩みや再建の見込み、最近あったいいことなどを聞きました。僕はその仮設住宅では、あるおじいさんに付き添って、いろいろな話を聞かせてもらいました。その方は大豪雨の時に自宅にいた方で、「朝起きたら、床上3センチが水に浸かっていた上、堤防が決壊したらすぐに一階が水に浸かった。」という話をされたとき、災害に遭った経験がない僕でも、その恐怖を想像することは容易でした。またその方は、再建の話もしてくださいましたが、その内容は厳しいものでした。

また、僕がハンドマッサージを担当させていただいた女性も話をしてくださりました。
その方は豪雨の時、自宅にはいらっしゃらなかった方なのですが、その方の「自宅と自宅のあったところの周りが水に流されているのをテレビで見たときは信じられなかった」という話が、とても印象に残っています。
その後、僕たちは真備総仮設住宅に伺って、そこで暮らしている人たちがしているラジオ体操とお茶会に参加させていただきました。参加者は高齢者でしてくださった話も、仮設住宅に残っていく人の多くが高齢者であり、ラジオ体操やお茶会に参加してくださる人がどんどん減っているという話でした。このことから僕は、これからの仮設住宅での活動はより高齢者に向けたものにしていくべきだと感じました。

今回の活動で、さまざまな課題が見えてきました。
例えば、健康上に問題を抱えている高齢者にどのような支援をしていくかということや、仮設住宅内での繋がりの形成をどのように支援していくかということです。僕は、今回の活動を通して、仮設住宅に取り残されていく高齢者の現実を目の当たりにしました。そして、この現実は絶対に発信していくべきものだと感じました。
だから、この記事を読んでいる方は、是非知ってもらいたいです。仮設住宅で暮らしている高齢者が多くの問題を抱えていることを。豪雨からまだ一年しか経っておらず、まだまだ復興が進んでいないことを。
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2019年8月 真備町派遣1日目感想

こんにちは。文学部の一回生の山重です。
8月11日12日に行われました、倉敷市真備町での派遣活動についての報告をさせて頂きます。
今回の活動では、神戸大学の学生9人と、普段から救援隊の活動でお世話になっている「被災地に学ぶ会」の藤室さんと、「縁の下のもぐら」の吉田さんを含めた12人で、仮設住宅内の集会所でのたこ焼き作りとハンドマッサージ、仮設住宅の戸別訪問を主に行いました。

初日は岡田仮設とみその仮設を訪問しました。岡田仮設には、お盆の帰省の影響で渋滞に巻き込まれ、危うく開始時間に間に合わない所でしたが、何とか間に合いひと安心。たこ焼きの生地を作り終えた頃には、住民の方々が段々と集まって来られました。
たこ焼き作りの利点は、学生達と住民の方が共同で作ることで自ずとコミュニケーションが生まれる点にあると思います。初めは見ているだけだった住民の方々が私達と一緒にたこ焼きを回したり、ソースを塗ったりしている姿を見て、自然と笑みがこぼれました。
仮設住宅に来るまでは、住民の方とどのような話をすればよいのか不安に思っていたのですが、住民の方々が気さくに話しかけて下さったのでそのような不安もすぐに消えました。

お話を伺っていた際の事で印象に残っているのは、「今日も暑いですね。」といった些細な会話から話が進むにつれ、住民の方が自ら自分の家の被災状況を語られたことです。唐突にご自身の体験を話されたことに驚くとともに、明るく振る舞っておられる中にも暗い過去を背負われている方がおられる事に気づかされました。
みその仮設では、予定通りの時間に到着したので、たこ焼きの準備と並行して住民の方々のお宅を戸別訪問しました。戸別訪問をしていて強く印象に残ったのは、退去された住宅が多かったことです。呼び鈴を押しても反応がない家が多く、これからの仮設住宅のコミュニティを維持することの困難さを知ったように感じました。 

今回の真備町派遣で僕は傾聴することの大切さを学んだように思います。また、被災地の現状(実際の被災状況、被災者の方の心情など)を正しく知れたという意味では今回の派遣は自分にとって非常に価値あるものだったといえます。
これからも機会があれば真備町での活動をお手伝いできれば良いなと思っています。
posted by 神戸大学学生震災救援隊 at 14:15| Comment(0) | 救援隊 | 更新情報をチェックする