宮城県丸森町派遣 ~災害から1周年~

私たちは10月10日~12日の3日間kontiさんと合同で宮城県の丸森町で派遣活動を行いましたのでその報告をさせていただきます。

今回は2019年10月12日に発生した台風19号の災害からちょうど一年が経過したということでその追悼式が行われるのでその手伝いをすることを目的として派遣を行いました。

1日目は飛行機に乗って移動し、簡単に翌日の打ち合わせをしたのみなので報告は省略させていただきます。

2日目は最初に五福谷という地域で、現地の方から被災した場所を案内してもらい、その場所に関する解説を伺いました。案内してもらった場所は一面赤茶色の地面に巨大な石がごろごろと転がっているような状態で、土砂崩れの跡もそのまま残っており、被災前の状態が想像できないような様子でした。今回訪れた際に氾濫が起こった川も実際に見たのですが、雨が数日降っている状態であっても比較的流れは穏やかであり、それがここまでの被害を起こしたということに驚きました。災害は油断したところにやってくるので、準備を怠らないようにしなければならないと思いました。
昼食後には地元で里山の保全活動をされている方からお話を伺いました。普段どういった活動をされているのかということや、里山が果たしている役割、これからの課題についてお話を聞くことができました。特に面白いと思ったのは不便さを売るという発想で、いろんなことが便利になってきているその流れに乗っかるのではなく、むしろ不便さを残すことで不便な生活という非日常体験を提供するという考え方です。確かに便利になっていくのはいいことですが、便利さばかり追求していると疲れることもあるので不便さを残すということが案外重要なのかなと思いました。
話を聞き終わった後は東北大学の方々とも合流し、竹灯籠を並べる作業を行いました。今回は被災からちょうど一年と言うことで災害が起こった日である1012の形に灯籠を並べました。実際に並べようと思うと全体の形をうまく作るのが難しく、思っていたよりも大変でしたが、みんなで協力してきれいに並べることができました。しかしこの日は雨が降っていたため、灯籠に火をつけてもしばらくしたら消えてしまい、すべての灯籠に同時に火をつけることができなかったので残念でした。火をつけることはできませんでしたが、住民さんが「災害からから1年たったんだなぁ」と感慨深そうに話している方もいらしたので、そういう思いが吐き出せる場として1年の節目にこのイベントができてよかったと思いました。

3日目は今日こそは竹灯籠に火がつけられるはずだ、ということで午前中に灯籠を昨日よりももっときれいに並び直す作業を行いました。昨日よりもかなり厳しく形にこだわり、細かい調整を何回も繰り返した結果、昨日以上に見栄えのいい1012が作れました。私たちは直接見ることは時間の都合上できなかったのですが、この日は竹灯籠を点火することが無事できたようで写真をみている限り、本当にきれいでした。住民さんがそれを見てどう思ったか聞けなかったことは非常に残念ですが、きっと何か心に残るものを作れたのではないかと思います。
竹灯籠を並べる作業が終わった後は献花台に行って花をお供えして、亡くなった方へご冥福をお祈りしたり、移動ラーメンの屋台をやっていらっしゃる方からお話を伺ったり、町を少し探索したりしました。

今回救援隊としては2月以来約8ヶ月ぶりに丸森町を訪れることになりましたが、丸森町はまだまだ復興の途中であり、人と人との交流も途絶えがちになっているのかなという印象でした。また現地に行くことはしばらく難しいと思われるので、今後もオンラインを主な手段としてできることをやっていきたいと思います。

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この活動は大学から許可を得た上で感染症対策に取り組んで行いました。

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