2019年春 山元町派遣4日目報告

こんにちは。前田(国人・1)です。山元町派遣4日目の報告をさせていただきます。
この日は、東北大学災害科学国際研究所を訪れ、宮城資料ネットワークの文化財レスキューの活動に参加させていただきました。

行った内容としては、県内の民家の襖の紙を一枚一枚はがす作業、写真や帳簿等の古い資料のゴミを払うクリーニング作業を行いました。私達が扱った襖の紙には、明治時代頃の医療記録や漁の記録が記されており、貼ってある順番に気をつけながら丁寧に剥がして乾かしていきました。普段からこの活動を行っている10名程の市民ボランティアの中に入れてもらう形での作業でした。市民ボランティアの方は、宮城県在住の50~70代の女性を中心とした方々が多く、皆さんが地域の歴史資料を楽しみながら作業されている様子でした。中には、活動後にくずし字を自発的に学んでいらっしゃるという方もおられました。
これらの様子から、文化財レスキューが、女性や高齢者が参加しやすいボランティア活動であるために地域の方や学生の交流の場になっており、さらに一般市民の方々が自分の住んでいる地域の歴史に興味を持つきっかけになっていることを感じました。

文化財レスキューの活動は、単に「役に立つ」歴史資料を保全するだけでなく、人々の交流の場・地域活性化・被災者の心の復興の支援するという意味をも持っていることを体感しました。この活動は阪神・淡路大震災が契機となっており、神戸から全国へと広がっています。今後、文化財レスキューの活動とそこから見える復興にも目を向けていきたいです。

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