2019年09月18日

2019年夏 山元町派遣4日目感想

こんにちは、工学部3回生の冨士原です。
山元町は神戸から遠く、派遣として訪れることができるのは貴重な機会。ということで毎回できる限りいろんなことをしています。今回の派遣は4日目の夜に神戸へ戻る予定で、ぎりぎりまで各地を視察することになりました。
山元町でお世話になった方々にご挨拶をしながら、まずは中浜小学校跡地へ向かいました。大きな被害を受けたこの小学校は、現在は震災遺構としての公開に向けた保存整備工事が行われています。
工事のため見学は遠目からになりましたが、激しい損壊の跡を前にすると一同言葉を失ったように感じました。初めて来た一回生にとってはもちろんのこと、何度も訪れている上回生にとってもこの光景はやはり異様なものです。
また、小学校前の広場には「黄色いハンカチ」が掲揚されているほか、慰霊碑があります。黄色いハンカチは今も新しいものが届き続けていました。うまく言葉にできないのですが、なんというか災害のあとの復興というものはどこかで済むものではなくて、誰かがまだ途中だと思う限りずっと続いていくものなんだと感じました。
※保存整備に関するホームページ https://www.town.yamamoto.miyagi.jp/soshiki/20/8051.html

その後は「つばめの杜住宅」、「新坂元駅周辺地区住宅」の様子を見学しに行き、
次いで山元町防災拠点・坂元地域交流センター「ふるさとおもだか館」に行きました。
一日目のワークショップでは、山元町内にいくつか地区があり、その地区ごとに住宅団地があるという事情をうかがっていました。実際に行ってみて、同じ町内でも雰囲気が違うことに驚きました。ふるさとおもだか館は、新山下駅の近くにある「ひだまりホール」同様に日頃から利用できる防災拠点として整備されており、図書コーナーやイベントスペースがあって親しみやすい場所である一方、災害時の利用方法も考えられていました。日頃から使える場所がそのまま避難場所になるのはわかりやすいし、安心感があると思います。ここでは職員さんに話しかけていただき、お話をうかがうこともできました。

最後は「名取市メモリアルパーク」を訪れました。
こちらは閖上地区のまちびらきに合わせてオープンした、鎮魂と伝承、憩いを目的とした公園だそうです。慰霊碑や過去の災害を伝える石碑などがあり、震災がれきで作ったブロックが敷き詰められているなど想いのこもった空間でした。
面積でいうと3.35haの広さだそうですが、実際に行くと本当に広々としています。近くには港があり、もともとは工場などもあったようで、これだけの空間が生まれること自体が被害の大きさを物語っているようで恐ろしかったです。まだまだメモリアルパークはオープンしたばかりで、これからどのように利用されていくのか今後も気になるところです。

空港では山元復興ステーションの方々にお見送りもいただき、夕食をとってから飛行機で神戸へ戻りました。
派遣の間はたくさん現地ならではのものを食べてきましたが、個人的に一番衝撃的だったのは空港で食べた「ずんだシェイク」ですね。ふだん食べてる豆が甘々のシェイクになるとか思ってもみませんでした。過去に何があろうと、おいしいものはおいしいものです。今後も山元町の方々の力になりたいというのはもちろんですが、その時も土地を味わう楽しさは覚えておきたいな、と思います。
posted by 神戸大学学生震災救援隊 at 20:56| Comment(0) | 救援隊 | 更新情報をチェックする
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