2018年03月02日

第13回図上訓練 参加報告(ビジター)

 こんにちは、岩谷(理1)です。今回は先日、静岡にて行われました「静岡県内外の災害ボランティアによる救援活動のための図上訓練」、通称図上訓練の参加報告をさせていただきます。
 図上訓練の参加にはプレイヤーとビジターとがあるのですが、今回私はビジターとして行ってまいりました。ビジターは見学専門の参加者です。プレイヤーが行う訓練を見学したり、そのほかにもボランティアをテーマにした講演会などに参加させていただいたりしました。
 講演会のテーマは「ボランティア×士業」「ボランティア×行政」「ボランティア×NPO」の三つでした。専門職を活かした支援のかたちや、行政と一緒に協力した形でネットワークを作ろうという試みの話、見落としていた視点からの支援の事例などの話を含め、いろいろなボランティアとしてのかたちを学ばせていただきました。
 またビジター同士でも交流の機会も設けられており、ボランティア団体の方などとお話しさせていただきました。いつも行っているボランティアとは違う視点で動いていらっしゃる方が多数おられ、様々な立場の方々から災害ボランティアとしての考えや経験なども学ばせていただきました。例えば、御前崎市の方からは海が近いから津波をメインに考えているが、山地もあるので土砂災害も考えなくてはならないという話や、とある建設業の方はどういう建物が津波や地震の揺れに強いのか、それを学ぶために来たけれど考えが新しくなったという話も伺いました。
 また、発災時に各地の被害や支援の状況などの情報を共有する会議、情報共有会議のロールプレイも見学させていただきました。発災直後は道路の寸断やネットワークの崩壊などから情報が錯綜することが予想されており、どれだけの支援がどこに必要か、という情報がボランティアに届きづらくなることが考えられます。それを防ぐため、県をいくつかの地域に分割して、その地域の情報を集めるチームとして普段から市町支援チームというものが置かれています。発災時はチームが現地に出向き、上がってきた情報を会議で共有しようというものが情報共有会議になります。SNSやネット頼りでない、正確な情報の共有に対する、大切な会議であると感じました。
 今回の図上訓練への参加で私が学んだのは、様々な支援の形があるということ、そして普段の生活から考えられる支援というものが数多くあるのだということです。
普段わたしたちが行っている活動は地域のコミュニティの支援が主になります。しかし被災地での避難者ではなく、遠方に避難した方々が地域コミュニティに参加できるようお茶会を開いたり、バイクで緊急時に駆け付けられるレスキューネットワークを作っていたりと、自分では考えつかなかったようなボランティアとしての形が様々あり、新しい視点を多く学びました。
さらに、避難所の中でも高齢者の方や、学校に行けなくなった学生などを考えることはあっても、乳幼児やアレルギーをもつ方々への支援というものは考えたことがあまりなかったので衝撃的でした。考えてみれば、ミルクやおむつなどを支援物資として送ることはあっても、ミルクを作るための水や哺乳瓶などは盲点でした。しかしこれらは普段生活していて当然のように必要となるものであり、意識されることはほとんどないため実際被災地に送るものとしては思いつかないなと感じ、自分の盲点の多さというものを実感しました。また、他大学の学生とも交流させていただいたのですが、自発的な有志としての参加であったり、消防団に入っていたりと、意識の差というものを感じました。
 これらの学んだことを今後の救援隊としての活動に生かすため、普段の生活からできる支援はないかという視点を持って過ごしていきたいと思います。
posted by 神戸大学学生震災救援隊 at 20:46| Comment(0) | 救援隊 | 更新情報をチェックする
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